凡才の備忘録

アイドルマスター シンデレラガールズのこと中心に。

「第18回俺達の少女A グループD」に参加した話

 お疲れ様です、凡才です。

 

 

 4/7に放送された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画『第18回俺達の少女A「グループD」』において、有難いことに私の応募したクラリスと黒埼ちとせについての音源を8番手として採用していただけました。

 今回の音源について、制作過程をここに残しておこうと思います。過去作成音源についても、俺達の少女Aに投稿したものは全て書き残しているのでご興味あればお目通しいただけますと幸いです。

 

live.nicovideo.jp

1:01:57~が私の音源の放送部分となります。

「好き」の煮詰まった音源の数々、お時間ある方はタイムシフト視聴できる内に是非!!!

 

 

 今回大きく変わったレギュレーションといえば、”同グループのアイドル複数人紹介の音源限定”という点に尽きるでしょう。予選グループAから色んな方々の作品を聴いてきましたが、いざ自分が作ろうとするとアイドルの選定にかなり頭を悩ませました。

 過去の音源作成時は、まず”黒埼ちとせに投票してもらうぞ!”という気持ちからから始めていたので、「第18回 俺達の少女A」の開催が最初に告知された時も、”じゃあグループDのタイミングで黒埼ちとせを絡めた音源を作ろう”とは最低限決めていました。レギュレーションが変わったこともあり、慣らし運転も兼ねてグループA~Cのタイミングで音源作ることも検討しましたが、誠実でないと考えてしまい熱量が上がらなかったのでグループD一本勝負としました。また、採用されたグループA〜Cの少女A音源を聴いた上で、取り上げるアイドルも黒埼ちとせ+1名の2名構成が1番しっくりくると判断しました。

 そういうわけで黒埼ちとせと誰を組み合わせるかなのですが、グループDで見ると、例えば神崎蘭子(Fortuna Regina)や、砂塚あきら・夢見りあむ・久川颯(2018年12月~2019年にかけての追加組)、クラリス(営業コミュ「フードファイターC(クラリス)&C(ちとせ)!」)木村夏樹(『Driving My Way』)、的場梨沙(『オウムアムアに幸運を』)、城ヶ崎美嘉(『TRUE COLORS』)などが直接繋がりがあるアイドルで比較的プレゼン内容の組み立てがしやすいかな、といったところでした。今までのプレゼン音源の作り方からすると神崎蘭子を選んでBGMは『堕ちる果実』で、みたいなのが1番しっくりきたんでしょうけど、そもそもプレゼン音源の最終目的は「Stage for Cinderella」での投票であり、であるなら自分が投票したいアイドルと組合せるのが当然だろう、ということでクラリスか的場梨沙かの二択の後に、クラリスとのタッグに落ち着きました。(投票したいアイドルという枠組みでいえば丹羽仁美や松本沙理奈もピックしたいところではありましたが、プレゼンの構成がまとまらずあえなくボツとなりました・・・)クラリスについては、積極的に追いかけているわけではないのですが、昔Twitterで見かけた「1日1クラリス」の企画がずっと印象に残っていて、いつか何らかの形で応援したいと思っていたので、「Stage for Cinderella」の投票形式には個人的にピッタリでした。

 

 自分は少女Aの音源作成時にはまずBGMを先に決めることにしているので、取り上げるアイドルがクラリスと黒埼ちとせに固まった段階でBGMの選定に移りました。2人に合いそうなもの、後に決める主題に添うもの、聴いた人があの曲だとすぐ気づくキャッチーなもの等々、いろいろ考慮した結果以下のような候補を立てていました。

・『認めてくれなくたっていいよ』

・『Driving My Way』

・『怪物』(デレステカバーver)

・『I Ain't Worried』(映画『TOP GUN MAVERICK』より)

・『花の塔』(アニメ『リコリス・リコイル』より)

・『祝福』(アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より)

・『Red fraction』(アニメ『BLACK LAGOON』より)

 結果として、歌詞が投票企画とマッチしている『認めてくれなくたっていいよ』と黒埼ちとせが歌唱したカバー曲のYOASOBI繋がりかつクラリスの台詞でもよく出てくるワードでもある『祝福』を採用しました。

 

 次は音源の構成についてです。今までの総選挙と異なり、今回の投票企画は4つのグループ毎かつ1票で5人に投票できるシステムも相まって、上位を狙うためにあちこちで応援企画が催されていますが、過去にない長丁場でこれが終わった後の反動が想像できない部分があり、各グループの結果で驚いたり楽しんだりする一方で”疲れてしまう”ユーザーの存在に対する不安を現在進行形で持っています。どの立場でものを言っているんだという話ではあるんですが、そういった理由で、頑張るのも大事だけど楽しむことが一番だということ、結果が出なくても無駄ではないはず、と言うメッセージを込めたいなと考えました。(推敲の結果この要素はかなり薄くなってしまいましたが・・・)

 アイドルに触れるパートについては、何か共通項について言及した方が聴く側が納得しやすいと考え、ぷちデレラを含めたモバマスでの台詞を漁っていきました。そして今回の音源のフックとして”見た目が日本人離れしているのにそれについての情報が足りていないこと”について取り上げることにしました。この部分を思いついたときに逆説的に音源の主題を”投票して出番を勝ち取って情報量を足す”というところに固めました。でも今回フックとして取り上げた要素ってある意味”嘘”でもあって、両親ないし家族について言及していないアイドルなんていっぱいいるんですよね。それでも音源を聴いている間だけでも「確かに」と思ってもらえれば勝ちなので。あとは、台詞漁りの過程でで見つけた赤いブローチの共通点とか、クラリスに声が付いた時に黒埼ちとせと個人的にやってほしいこととかを肉付けしつつ、最後に2人の歌う理由を持ってきて、これを実現するのは投票なんです、という構成にしました。最後の文章は、ちょっと押しつけがましいなとは思ったものの、クラリス要素を少しでも濃くしたいなと考えて入れることにしました。そうしてできたのがこちらの原稿です。

皆さん、「Stage for Cinderella」、楽しんでますか?いろんなプロデューサーやファンの「好き」と「好き」のぶつかり合い、私はめちゃくちゃ楽しんでいます!

今までの総選挙と異なり、予選ではグループごとに5人選んで投票することでアイドル達の可能性の幅が広がり、いままでの予選グループの結果はどれも驚きと面白さに溢れたものでした。今回は、予選としては最終組となるグループDから、私の「好き」として、クラリスと黒埼ちとせの2人のアイドルについて、お話ししたいと思います。

 

クラリスは兵庫出身の20歳、黒埼ちとせは東京出身の19歳、2人の似ているところといえば、キュート属性で金髪で色白で、私服の首元にブローチをつけているところや、デレステの営業コミュにも抜擢されたように食べることが好きだったりなどがありますが、実は2人とも自分の両親に関する発言が一切ありません。また、黒埼ちとせは自身がクォーターであることと海外経験があることを話していますが、他方クラリスギリシャ語とラテン語を学んでいるとの台詞はあるものの、自身のルーツがどこの国なのかは明かされていません。お互いの出生のルーツをたどりながら現地の食事を堪能するみたいな、ドキュメンタリーとグルメ番組のハイブリッドな企画で組ませてみるのも面白いかもしれません。

 

それともう一つ、お話しさせてください。彼女達それぞれの「歌うことの意味」が私は好きです。

クラリスはプロデューサーとの出会いが、仕えていた教会の財政難を解決する道を、切り拓くきっかけになったように、自らの歌が誰かにとっての救済の光となることを願いながら、歌い続けます。黒埼ちとせはアイドルになったことで、自分の未来に思いを馳せるようになり、自らが生きた証を曲として、寿命を超えて刻むために歌います。その彼女達の願いを後押しできるかもしれない機会が、いわずもがなこの「Stage for Cinderella」です。グループごとに5人を選んで投票する、その5つの枠はあなたが後押ししたいアイドルに使うべきものです。でももし、今回の私の音源を通して、クラリス黒埼ちとせに投票するのも面白いかもなと思っていただけたのなら、これほど嬉しいことはありません。長い戦いも折り返しを過ぎ、予選グループD、プレイオフ、本戦と続いていきますが、どのような結果になろうとも、無意味なものはありません。貴方と貴方の応援するアイドル達全てに、祝福があらんことを。

 

画像の身長表記は、モバマスで2人のデータを漁っていた時に「クラリスの方が身長高いんだな」とちょっと意外に感じたので何となく足したもので深い意味はありません。

 

 こうして振り返ると、複数人紹介音源ってめちゃくちゃ難しいなと改めて感じます。新たなシナジーに気づける楽しさもありますが、個人的には3人以上は絶対に無理ですね・・・

 

 音源の製作過程については以上ですが、今回の少女Aであった個人的にとても嬉しいことについても書いておこうと思います。

 それは、私以外にも黒埼ちとせの音源を作った人がいた(それも3名も!!!)ということです。これが本当に×2嬉しかった・・・ なにくそ魂から作り始め、レギュレーション上投稿できる回には全て投稿してきましたが、複数人構成のレギュレーションとはいえ、こうして自分以外の黒埼ちとせ音源を聴くことができたのは感謝の念に耐えません。黒埼ちとせが紹介アイドルに含まれていた自分以外の3つの音源について、簡単なもので恐縮ですが紹介させてください。

 

○じゃじーず さん 紹介アイドル:クラリス・黒埼ちとせ

音源放送部分 1:38:30あたり~

48名の枠の中からとはいえ、アイドル丸被りでびっくりしました!何が嬉しいってクラリスPからの投稿だという点ですよね。台詞漁りの過程でも感じていたことですが、やはり担当Pをもってしてもクラリスさんは謎多き人なんですね。画像のチョイスも良いですね~。結果として相乗効果でクラリスと黒埼ちとせの組み合わせをかなり印象づけることができて良かったです。

○銀二ノ介 さん 紹介アイドル:黒埼ちとせ・木村夏樹

音源放送部分 1:52:00あたり~

小気味いいテンポとメリハリの効いた喋りでわんこそばみたいな情報の投げつけ方なのに内容の咀嚼が全く苦にならないの凄いなって思います。”夜”に共通点を見いだす着眼点と納得させる内容に脱帽でした。

第17回の西川保奈美音源以降のアイドル概論のイメージが強い方ですが初採用は第8回の桐野アヤ音源なんですね。

○瑛衣華 さん 紹介アイドル:緒方智絵里・栗原ネネ・黒埼ちとせ

音源放送部分 2:18:58あたり~

3人とも担当なんです!で耳を引きつけてからの、”誰かのためにアイドルを目指した”という共通点に帰結するようにそれぞれの情報を提示する流れ、そして誰かのためだけでなく自分のためというエゴを持つことを求めて、真新しい自分になるという歌詞の『Brand new!』のイントロで締めるその構成になるほどなぁっと思いました。

 

 毎回思っていますけど、今回も無事音源を投稿できて、そして採用していただけてホッとしています。制作中は全然まとまらなくてこれもう完成できないんじゃないかとも思うこともありましたが、生放送を聴いていた方の投票行動に少しでも影響を与えることができた達成感は何にも代えがたいものですね。このような企画が用意されたこと、また色んな方に聴いていただけたこと、改めてありがとうございました。

 

 最後に、主催のよしひこさん、19件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおPさん、予選グループDの放送もお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。本選の放送も楽しみにしております。

 

 

画像出典:モバゲー アイドルマスター シンデレラガールズ 壁紙メーカー

     アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

 

<終わり>