お疲れ様です、凡才です。
5/7,8と開催された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画「第16回俺達の少女A」において、有難いことに私の応募した黒埼ちとせについての音源を2日目7番手として採用していただけました。
今回の音源についての裏話というか制作過程を、今回も残しておこうと思います。
どの音源も素敵なものですので、お時間ある方はタイムシフト視聴できる内に是非!!!
応募総数112件(ボイス無し58件・ボイス有り54件)から各日25件と、今回も熾烈な選考となりました。自分の音源が流れるかもしれないという状況で聴く少女Aは、やはり気もそぞろになってしまいますね。自分の場合は、他の方の音源が耳に入ってこないのではなく、よしひこさんがプロデューサー名を読み上げる瞬間にすべての神経が集中するような感覚になってしまってなんか肩凝っちゃいましたw
また、今回は2日目の7番手という順番でしたが、実は前回(第14回)も2日目7番手、前々回(第11回)は1日目7番手で、初採用から今回までの計3回全て7番手での採用となりました。これって凄い偶然ですよね?! 名前呼ばれたときは採用された嬉しさと三度の7番目への驚きで夜中にもかかわらず声が出てしまいました。これは今日のNHKマイルカップは7番を買えということですね!!!()
しぐぴーさんがまとめてくださった検索用リストを覗いてみたら、オープニングアクトが無かったので10分ほど早くはなりましたが、音源が流れてから大作さんとあいうえおPさんのコメントが終わるまでの総時間はおおよそ同じでしたので、今回も運営のタイムキープの凄さにはただただ脱帽するばかりです。
以下、原稿についてです。
ありがたいことに第11回・第14回と音源を採用していただき、今回の第16回も総選挙あわせということもあって黒埼ちとせで音源を作成することは早くに決めることができました。
第11回・第14回投稿時の話はこちらの記事に書いてあります。ご興味ある方はご覧いただけますと幸いです。
こと2020年度は、限定SSRやデレステ内楽曲イベントや歌唱曲の増加など露出に大変恵まれていました。加えて、『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 058-060』の発売が5/19に控えていることもあり、黒埼ちとせが総選挙で圏内入りするチャンスは今回では?と個人的に考えています。(圏内入りの可能性については某総選挙ドラフトでも言及されており嬉しかったですね)そんな中で黒埼ちとせの音源が「俺達の少女A」で流れることは過去2回のものとは意義が変わってくるものでした。
最初の音源は彼女への不当な評価を覆す一助になればとの思いで、2つ目の音源は自ら評価を覆しつつあった黒埼ちとせを『オウムアムアに幸運を』の力を借りてさらに後押しする思いで、誤解を恐れず言うならマイナスを減らすためにいろいろと考えた結果のものでした。しかし今回はいわばプラスを増やす作業でした。音源を聴いてもらった後になるほどと思ってもらえるような情報を入れつつ、プレゼンとしても1つきちんと完結してるものを目指して作成していきましたが、どうも前作音源のようなカタルシスが無いというか結論が弱くなってしまい、原稿の作成には過去一番悩みました。
彼女のここ1年の活躍を改めて確認したときに、他のアイドルとの関わり合いの中で成長する描写が目立っていたのと、会話において相手に歩調を合わせていることに気づき、根拠となる箇所を挙げてプレゼンの強度を上げていきました。そしてどう結論を持って行くかと考えた時に、彼女が歌唱している楽曲『Driving My Way』から着想を得て、”独りではなく色んな人と一緒に自分の人生を進めている”というところに落ち着きました。
こちらが完成した原稿です。
「俺達の少女A」をお聴きの皆様こんばんは。凡才と申します。今夜は皆様から3分、お時間をいただきまして“黒埼ちとせというアイドル”について、お話ししたいと思います。
黒埼ちとせが、シンデレラガールズの世界に飛び込んでから既に2年以上の月日が経ちました。ありがたいことに2020年度は様々な出番があり、彼女の人となりや内面の変化を知る機会が多くありました。例えば、営業コミュ「フードファイターC(クラリス)&C(ちとせ)!」では、番組の企画で挑戦した「スーパーミラクルデラックス定食」のネーミングについて、その店の店長から「名前に悩んでいたときに自分の子供が付けてくれた」と聞くと「まっすぐなお子さんなんだね♪」と返したり、営業コミュ「魔王と姫の邂逅~共鳴~」では、神崎蘭子自身が好きなように話せるよう視点を合わせて会話して、それを桐生つかさに「ちとせはもうちょい普通だったろ?」と驚かれていたりなど、黒埼ちとせは相手と歩調を合わせるのが上手であるという描写が見られました。また、しんげきエクステ23話では北条加蓮との会話の中で、違う世界を知る動機を、デレステのイベントコミュ「オウムアムアに幸運を」では的場梨沙との会話の中で、アイドルとしての仕事の向き合い方について教えてもらうなど、自分の中には今までなかった考えをどんどん取り込んでいきました。
相手に合わせるのが上手で、かつ他の色んなアイドル達と関わる中で、彼女自身の“アイドル力”はめきめきと成長していきました。例えばそれはイベントコミュ「オウムアムアに幸運を」や「さよならアンドロメダ」において、役に寄り添って楽しんで演じる様子だったり、「Life is HaRMONY」においては、バラエティ番組の収録で、求められたからではなく、ただ楽しかったから思いっきり笑うことができた、といった描写から見てとることができます。
自分のポリシーをただ貫く“Going My Way”ではなく、他のアイドルと関わりあいながら成長する、例えるなら車の助手席に誰かを乗せて進んでいく“Driving My Way”は彼女が磨いてきた大切な武器と言えるでしょう。
そして、彼女のドライブはまだまだ続きます。世界は美しい、演じることは楽しいと知った彼女はこれからもきっと沢山の楽しい時間を過ごしていくことでしょう。
最後に、5/19にはソロ曲という彼女のドライブの1つの到達点が世に出ます。担当プロデューサーとしては1人でも多くの方の心に刻まれることを願っています。
ご清聴ありがとうございました。
私は音源作成に当たってBGMを先に決めるのですが、今回は曲だけでなく切り替えタイミングも先に全て固めてしまいました。やはり『オウムアムアに幸運を』は入れたかったので、オリジナル・カラオケver.をイントロから~0:56まで流し、それ以降はBGM arrange Mix、いわゆるコミュバージョンへと切り替えて26秒でフェードアウトさせ前半部分をトータル1:32としました。(ここの切り替えに気づいていた方もいらっしゃって嬉しかったですね)なぜ、同じ曲でバージョン違いに切り替えたかというと、プレゼンの”相手に合わせることができる”という部分をBGMでも表現できれば、と考えたからです。BGM自体は結構上手くつなげられたのではないかな、と思います。後半は『Driving My Way オリジナル・カラオケ』の3:03以降を流してトータル3分を確保しました。欲を言えば、音源提出期間中にソロ曲の試聴がきて音源に組み込む、ってのをやってみたかったですね。(その場合プレゼン主題の変更も必要ですが・・・) 次以降のお楽しみですね。
原稿そのものについてですが、他のアイドル達との関わり合いの中で、”相手に合わせる”ということを分かりやすくするために黒埼ちとせ以外のアイドル名をガンガン盛り込みました。(逆に前回は意図的に黒埼ちとせ以外の名前を出さないようにしていました)くどくなりすぎず、かつ放送上字幕がない環境で何を話しているか理解してもらうために、コミュのタイトルまで言うべきか、コミュ中に演じていた役名まで言うべきかなどの情報量の調節は、BGMの切り替わりタイミング等も考慮しつつ行っていきました。“Driving My Way”を車の助手席に誰かを乗せて進んでいく、と例えたのはあくまで進むのは彼女の人生であるからなのと、”これからもきっと沢山の楽しい時間を過ごしていくことでしょう”は『Driving My Way』の歌詞からお借りしました。総選挙圏内入りは目指したいところではありますが、今回のプレゼンの締めにはそぐわないと判断して5/19発売のソロ曲をよろしくお願いします、という終わりとなりました。
去年に引き続き、録音環境には苦慮しました。私事ながら、昨年秋に異動がありまして新人研修が手持ちの仕事に追加され、今の時期平日は仕事一色・休日も新人の模範となるため外出は極力できない中で2年連続の緊急事態宣言でカラオケは開いてない状況・・・音源作成を断念するしかないのかと考えた時期もありましたが、音源を出さないと採用はおろか黒埼ちとせの音源の応募があった、ということさえ実現できなくなるかもしれない、と考えるとそんなことにはさせたくない、となんとか折れずに完成までこぎ着けました。(応募さえできれば少なくともよしひこさんからは投票していただけますしね)
一応、3-3で採用率10割と大変幸運に恵まれていますが、自分の音源が流れTwitterが感想と投票ツイートで埋まるあの時間は回を経るごとにそのありがたさを痛感します。私の作る音源は一芸に特化したものではないので、そういった音源でも採用される余地があるのがこの企画がここまで続く要因の1つではないかな、と思います。(それ故、採用への絶対解が存在しないということにもなるのですが・・・)加えて嬉しかったのが、放送中に大作さんとあいうえおPさんの中で黒埼ちとせの音源と私「凡才」がリンクしてなかったのが良かったですね。個人的な美学として、プロデューサーは黒子であるべきと思っているので。
音源が流れている時間のタグ付きツイート検索も楽しかったですね。皆さんの暖かいお言葉は本当にありがたい限りです。 投票してくれなかったそこの君!次回作に期待してくれよな!!!
主催のよしひこさん、50件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおPさん、2日間本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。セトリの妙や各音源への着眼点など本当に有意義で楽しい時間でした。次があれば、よしひこさんから感想メールが貰えるくらい早く音源を提出できるよう頑張ります!
そして音源を聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました! 5/19発売のTHE 『IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 058-060』も是非よろしくお願いします!!!
niconicoへ続々と投稿されている第16回の未採用音源もいろいろと聴かせていただきましたが、どれもコンセプトや愛情がしっかりしていて、選考作業の大変さを改めて感じます・・・
画像出典:アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
<終わり>