凡才の備忘録

アイドルマスター シンデレラガールズのこと中心に。

第11回俺達の少女Aに参加した話

お疲れ様です。凡才です。

5/10,11と開催された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画「第11回俺達の少女A」において、有難いことに私の応募した黒埼ちとせについての音源を採用していただけました。「俺達の少女A」については私も一視聴者として2年程前から楽しませていただいてますが、今回は過去最高に音源のレベルが高かったように思います。気持ち悪い(褒め言葉)感情をストレートに放出していたり、過去の投稿音源との繋がりを持たせたり、自分と担当アイドルとの世界を完全に確立していたり…3分間のコンテンツとしてしっかりと強度があるものばかりで、素人音源とは一体…そんなハイレベルの中、私の音源が採用されたのは本当に運が良かった、ただただそれだけだと思っています。



どの音源も愛やエゴに溢れた素敵なものですのでタイムシフト視聴できる内に是非視聴していただきたいです。

最終的な応募総数は92件、そこから1日目25件・2日目25件の計50件の採用ということで、音源提出時にはわりかし自信があったのですが締切後から放送日までの間は「もっと文章練った方が良かったかな」とか「使うエピソードはこれが最適だったのかな」とかいろいろ考えてしまって、結構ヘビーな1週間でした。
1日目7番手と比較的早い段階でそのヘビーな気持ちから解放されたので良かったですが、音源投稿者にはこういうプレッシャーもあるのだなぁと今まで一視聴者だった立場からは味わえなかった感覚がとても新鮮でした。ユーザー企画の中でとは言え、黒埼ちとせの一番槍になれたのは思っていた以上に嬉しいものですね。


以下、今回投稿した音源について書いていきます。


そもそも、今まで一視聴者だった私が今回投稿しようと思ったのは、前回の第10回の開催によるところが大きかったです。前回からそこまで日が経ってないので投稿数も比較的穏やかになるのではないか、また初の2日間開催ということでセットリスト的に採用されるチャンスが実質2倍になるのでは?と甘々な考えから音源作成へと踏み出しました。
プレゼンするアイドルを黒埼ちとせに決めたのは、どのアイドルのプレゼンをしようか迷っていた時に私のTwitterのタイムラインに「新アイドルの中で黒埼ちとせだけは許せない(意訳)」みたいなツイートが流れてきたのを見てしまったからです。そのツイートが何か悔しくて…要はぎゃふんと言わせたくなったんです。
アイドルが決まったところで次はプレゼンの内容です。黒埼ちとせについて何が1番インパクトがあるかを考えた時に、真っ先に思い浮かんだのが"年をとらない世界で短命を仄めかしている"点でした。これは言ってしまえばいつまでも放置できる問題であり、いつまでも対峙しなくてはならない問題です。この点を軸に文章を肉付けしていくことを決めました。肉付けには、ニコニコ動画で俺達の少女Aタグが付いた動画を手当たり次第視聴したり、りっぷるさんの「第11回俺達の少女A傾向と対策ミーティング」を活用させていただいたりしてプレゼン全体を固めていきました。また、イベントコミュにて流れていた『Fascinate』のBGMが良い感じに原曲とはまた違う雰囲気だったので、これを活かして全体を大まかに2つに分ける構成で進めていきました。

こうして完成した原稿がこちらです。

 俺達の少女Aをお聴きの皆さん初めまして、凡才と申します。今回は新たにシンデレラガールズに加わったアイドルの1人、黒埼ちとせについてお話させていただきます。
 黒埼ちとせは、金髪赤目でクォーターの帰国子女。彼女が発する言葉の節々からは今まで何不自由なく生きてきた自信とある種の高貴さを感じさせます。デレステのアイドルコミュ・メモリアル1では、街を歩いていた黒埼ちとせと目が合ったプロデューサーが憑りつかれたかのように数日探し回り、彼女をスカウトすることになります。彼女曰く、「昔からお願いを断られたことがない」、海外に住んでいた頃に魔女のおばあちゃんに『お前は人を魅了する』と言われた、など人を魅了することに関してはかなりの自信とそれを裏付ける力があるようです。かなりアイドル向きですよね。
 でも彼女はこうも言うのです。自分は長くない。だから、今が楽しければいい。そして自分とは違い未来がある白雪千夜の可能性を引き出して欲しい、と。
 …本当に黒埼ちとせには未来が無いのでしょうか?アイドルであることを刹那的に楽しみつつ、プロデューサーと共に白雪千夜の成長を見守ることが彼女に残された道なのでしょうか?
 …僕はそうは思いません。黒埼ちとせもシンデレラガールズという世界に飛び込んだアイドルの1人です。色んな意味でこの世界の中ならば彼女が死ぬことはないでしょう。ならば他の189人のアイドル達と影響しあい、変わっていく時間は充分にあります。基礎レッスンをしっかり積んでダンスができるようになってもいいし、踊らないアイドルとしてボーカルとビジュアルの2極を目指してもいい。とにかく黒埼ちとせ自身が黒埼ちとせらしく輝ける何かを見つけてほしい。自分に先は無いなんて言葉は二度と言わないでほしい、むしろ死にたくない、もっとこの先を生きていたいと言ってほしい。僕はそう思っています。
 彼女はプロデュースするにあたっていくつかの条件をプロデューサーに突きつけてきます。1、私を退屈させないこと 2、私に嘘をつかないこと、僕はここに3、黒埼ちとせを黒埼ちとせらしくすること を加えたいと思います。黒埼ちとせが白雪千夜に自分らしさを求めたように、僕は黒埼ちとせに黒埼ちとせらしく生きていってほしい、そのお手伝いが出来たらいいなと思っています。この世界の中でなら黒埼ちとせにも未来はあります。焦る必要はありません。黒埼ちとせのシンデレラストーリーはまだまだ始まったばっかりなのですから。ここまで聴いていただきありがとうございました。

録音時に勢い重視で多少原稿から崩したため、放送されたものとは最後の方の文章が異なっていますがこれが最終稿です。前半でアイドルプロフィールやコミュから読み取れる情報を提示し、「僕はそうは思いません。」で流れを一度切って、「ならば他の189人の〜」から私が黒埼ちとせをどうプロデュースしていきたいかについて述べる、という構成でした。


放送中のコメントや音源が流れていた時間のハッシュタグの付いたツイートを改めて拝見させていただきましたが、内容に同意してくださったり、プレゼンそのものを褒めてくださったりなど暖かいものばかりで安心すると同時に幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございました。(個人的に気に入ってるのは「言わせてぇな〜〜〜〜」ってツイートと生放送中の「ちとせ好きじゃなかったけれどかなり気になってしまった」ってコメントです。)
また、次が59さんの橘ありすの音源で"年をとらない(年をとれない)"というシンデレラガールズの世界の性質が強調されたのは、(セトリは全く意図していなかったようですが)面白かったですね。「大人になりたいありすに、子供らしい幸せをください!」ってフレーズが、とてもカッコよかったです…
シンデレラガールズの世界で黒埼ちとせがどう変化していくのか予想がつかないところが彼女の面白いところであり、変化する事もしくは全く変化しない事を受けて私自身どのような感情を抱くのか、その時が来るのが非常に楽しみです。




最後に、主催のよしひこさん、50件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおさん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。この素晴らしい企画がこれからも続いていきますよう、今後も微力ながら応援させていただきます。

…総選挙ドラフト結果生も楽しみにしております。



<終わり>