凡才の備忘録

アイドルマスター シンデレラガールズのこと中心に。

「第16回俺達の少女A」に参加した話

 お疲れ様です、凡才です。

 

 

 5/7,8と開催された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画「第16回俺達の少女A」において、有難いことに私の応募した黒埼ちとせについての音源を2日目7番手として採用していただけました。

 今回の音源についての裏話というか制作過程を、今回も残しておこうと思います。

 

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どの音源も素敵なものですので、お時間ある方はタイムシフト視聴できる内に是非!!!

 

 応募総数112件(ボイス無し58件・ボイス有り54件)から各日25件と、今回も熾烈な選考となりました。自分の音源が流れるかもしれないという状況で聴く少女Aは、やはり気もそぞろになってしまいますね。自分の場合は、他の方の音源が耳に入ってこないのではなく、よしひこさんがプロデューサー名を読み上げる瞬間にすべての神経が集中するような感覚になってしまってなんか肩凝っちゃいましたw

 また、今回は2日目の7番手という順番でしたが、実は前回(第14回)も2日目7番手、前々回(第11回)は1日目7番手で、初採用から今回までの計3回全て7番手での採用となりました。これって凄い偶然ですよね?! 名前呼ばれたときは採用された嬉しさと三度の7番目への驚きで夜中にもかかわらず声が出てしまいました。これは今日のNHKマイルカップは7番を買えということですね!!!()

 しぐぴーさんがまとめてくださった検索用リストを覗いてみたら、オープニングアクトが無かったので10分ほど早くはなりましたが、音源が流れてから大作さんとあいうえおPさんのコメントが終わるまでの総時間はおおよそ同じでしたので、今回も運営のタイムキープの凄さにはただただ脱帽するばかりです。

 

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 以下、原稿についてです。

 

 ありがたいことに第11回・第14回と音源を採用していただき、今回の第16回も総選挙あわせということもあって黒埼ちとせで音源を作成することは早くに決めることができました。

 

gnw7000.hatenablog.com

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第11回・第14回投稿時の話はこちらの記事に書いてあります。ご興味ある方はご覧いただけますと幸いです。

 

 こと2020年度は、限定SSRデレステ内楽曲イベントや歌唱曲の増加など露出に大変恵まれていました。加えて、『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 058-060』の発売が5/19に控えていることもあり、黒埼ちとせが総選挙で圏内入りするチャンスは今回では?と個人的に考えています。(圏内入りの可能性については某総選挙ドラフトでも言及されており嬉しかったですね)そんな中で黒埼ちとせの音源が「俺達の少女A」で流れることは過去2回のものとは意義が変わってくるものでした。

 最初の音源は彼女への不当な評価を覆す一助になればとの思いで、2つ目の音源は自ら評価を覆しつつあった黒埼ちとせを『オウムアムアに幸運を』の力を借りてさらに後押しする思いで、誤解を恐れず言うならマイナスを減らすためにいろいろと考えた結果のものでした。しかし今回はいわばプラスを増やす作業でした。音源を聴いてもらった後になるほどと思ってもらえるような情報を入れつつ、プレゼンとしても1つきちんと完結してるものを目指して作成していきましたが、どうも前作音源のようなカタルシスが無いというか結論が弱くなってしまい、原稿の作成には過去一番悩みました。

 彼女のここ1年の活躍を改めて確認したときに、他のアイドルとの関わり合いの中で成長する描写が目立っていたのと、会話において相手に歩調を合わせていることに気づき、根拠となる箇所を挙げてプレゼンの強度を上げていきました。そしてどう結論を持って行くかと考えた時に、彼女が歌唱している楽曲『Driving My Way』から着想を得て、”独りではなく色んな人と一緒に自分の人生を進めている”というところに落ち着きました。

 

こちらが完成した原稿です。

 「俺達の少女A」をお聴きの皆様こんばんは。凡才と申します。今夜は皆様から3分、お時間をいただきまして“黒埼ちとせというアイドル”について、お話ししたいと思います。

 黒埼ちとせが、シンデレラガールズの世界に飛び込んでから既に2年以上の月日が経ちました。ありがたいことに2020年度は様々な出番があり、彼女の人となりや内面の変化を知る機会が多くありました。例えば、営業コミュ「フードファイターC(クラリス)&C(ちとせ)!」では、番組の企画で挑戦した「スーパーミラクルデラックス定食」のネーミングについて、その店の店長から「名前に悩んでいたときに自分の子供が付けてくれた」と聞くと「まっすぐなお子さんなんだね♪」と返したり、営業コミュ「魔王と姫の邂逅~共鳴~」では、神崎蘭子自身が好きなように話せるよう視点を合わせて会話して、それを桐生つかさに「ちとせはもうちょい普通だったろ?」と驚かれていたりなど、黒埼ちとせは相手と歩調を合わせるのが上手であるという描写が見られました。また、しんげきエクステ23話では北条加蓮との会話の中で、違う世界を知る動機を、デレステのイベントコミュ「オウムアムアに幸運を」では的場梨沙との会話の中で、アイドルとしての仕事の向き合い方について教えてもらうなど、自分の中には今までなかった考えをどんどん取り込んでいきました。

 相手に合わせるのが上手で、かつ他の色んなアイドル達と関わる中で、彼女自身の“アイドル力”はめきめきと成長していきました。例えばそれはイベントコミュ「オウムアムアに幸運を」や「さよならアンドロメダ」において、役に寄り添って楽しんで演じる様子だったり、「Life is HaRMONY」においては、バラエティ番組の収録で、求められたからではなく、ただ楽しかったから思いっきり笑うことができた、といった描写から見てとることができます。

 自分のポリシーをただ貫く“Going My Way”ではなく、他のアイドルと関わりあいながら成長する、例えるなら車の助手席に誰かを乗せて進んでいく“Driving My Way”は彼女が磨いてきた大切な武器と言えるでしょう。

 そして、彼女のドライブはまだまだ続きます。世界は美しい、演じることは楽しいと知った彼女はこれからもきっと沢山の楽しい時間を過ごしていくことでしょう。

 最後に、5/19にはソロ曲という彼女のドライブの1つの到達点が世に出ます。担当プロデューサーとしては1人でも多くの方の心に刻まれることを願っています。

 

 ご清聴ありがとうございました。

 

 

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 私は音源作成に当たってBGMを先に決めるのですが、今回は曲だけでなく切り替えタイミングも先に全て固めてしまいました。やはり『オウムアムアに幸運を』は入れたかったので、オリジナル・カラオケver.をイントロから~0:56まで流し、それ以降はBGM arrange Mix、いわゆるコミュバージョンへと切り替えて26秒でフェードアウトさせ前半部分をトータル1:32としました。(ここの切り替えに気づいていた方もいらっしゃって嬉しかったですね)なぜ、同じ曲でバージョン違いに切り替えたかというと、プレゼンの”相手に合わせることができる”という部分をBGMでも表現できれば、と考えたからです。BGM自体は結構上手くつなげられたのではないかな、と思います。後半は『Driving My Way オリジナル・カラオケ』の3:03以降を流してトータル3分を確保しました。欲を言えば、音源提出期間中にソロ曲の試聴がきて音源に組み込む、ってのをやってみたかったですね。(その場合プレゼン主題の変更も必要ですが・・・) 次以降のお楽しみですね。

 原稿そのものについてですが、他のアイドル達との関わり合いの中で、”相手に合わせる”ということを分かりやすくするために黒埼ちとせ以外のアイドル名をガンガン盛り込みました。(逆に前回は意図的に黒埼ちとせ以外の名前を出さないようにしていました)くどくなりすぎず、かつ放送上字幕がない環境で何を話しているか理解してもらうために、コミュのタイトルまで言うべきか、コミュ中に演じていた役名まで言うべきかなどの情報量の調節は、BGMの切り替わりタイミング等も考慮しつつ行っていきました。“Driving My Way”を車の助手席に誰かを乗せて進んでいく、と例えたのはあくまで進むのは彼女の人生であるからなのと、”これからもきっと沢山の楽しい時間を過ごしていくことでしょう”は『Driving My Way』の歌詞からお借りしました。総選挙圏内入りは目指したいところではありますが、今回のプレゼンの締めにはそぐわないと判断して5/19発売のソロ曲をよろしくお願いします、という終わりとなりました。

 去年に引き続き、録音環境には苦慮しました。私事ながら、昨年秋に異動がありまして新人研修が手持ちの仕事に追加され、今の時期平日は仕事一色・休日も新人の模範となるため外出は極力できない中で2年連続の緊急事態宣言でカラオケは開いてない状況・・・音源作成を断念するしかないのかと考えた時期もありましたが、音源を出さないと採用はおろか黒埼ちとせの音源の応募があった、ということさえ実現できなくなるかもしれない、と考えるとそんなことにはさせたくない、となんとか折れずに完成までこぎ着けました。(応募さえできれば少なくともよしひこさんからは投票していただけますしね)

 

 一応、3-3で採用率10割と大変幸運に恵まれていますが、自分の音源が流れTwitterが感想と投票ツイートで埋まるあの時間は回を経るごとにそのありがたさを痛感します。私の作る音源は一芸に特化したものではないので、そういった音源でも採用される余地があるのがこの企画がここまで続く要因の1つではないかな、と思います。(それ故、採用への絶対解が存在しないということにもなるのですが・・・)加えて嬉しかったのが、放送中に大作さんとあいうえおPさんの中で黒埼ちとせの音源と私「凡才」がリンクしてなかったのが良かったですね。個人的な美学として、プロデューサーは黒子であるべきと思っているので。

 音源が流れている時間のタグ付きツイート検索も楽しかったですね。皆さんの暖かいお言葉は本当にありがたい限りです。 投票してくれなかったそこの君!次回作に期待してくれよな!!!

 

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 主催のよしひこさん、50件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおPさん、2日間本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。セトリの妙や各音源への着眼点など本当に有意義で楽しい時間でした。次があれば、よしひこさんから感想メールが貰えるくらい早く音源を提出できるよう頑張ります!

 

 そして音源を聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました! 5/19発売のTHE 『IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 058-060』も是非よろしくお願いします!!!


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 niconicoへ続々と投稿されている第16回の未採用音源もいろいろと聴かせていただきましたが、どれもコンセプトや愛情がしっかりしていて、選考作業の大変さを改めて感じます・・・

 

画像出典:アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

 

<終わり>

「第2回 俺からの虹色レター」に参加した話

お疲れ様です、凡才です。

 

9月25日に開催された「第2回 俺からの虹色レター」1日目のセトリ24番目に、私の投稿した音源を流していただきました。(後ろから2番目とかそんな良いポジション貰えていたの改めて考えてもびっくりするな・・・)

 

企画詳細はこちらの記事をご覧ください。

note.com

第1回の開催時期がシンデレラガール総選挙や俺達の少女Aの音源募集と被っていたこともあってか、第1回終了後には「音源出したかった」だったり「第2回開催して」といったツイートをよく見かけました。そうして開催された待望の第2回、3日間開催できる程の音源が集まるという盛況っぷりはまさに感情の博覧会と言って差し支えないでしょう。

 

さて、今回流していただいた音源について少し書き記しておこうかなと思います。

 

私には“担当”として位置づけているアイドルが3人います。第1回の虹色レターでは黒埼ちとせについてお話させていただいたので、次に機会があるなら同じ担当アイドルである水野翠か高垣楓で出したいなー、なんて第1回の音源を完成させた時は漠然と思っていました。

そこから水野翠に決まったのはまさかの「第1回 俺からの虹色レター」が放送された1週間後で、「第14回 俺達の少女A」でのgmナムルさんの水野翠音源を、矢が的に中る音で締められていたあの音源を聴いた時に、自分が水野翠という存在を初めて知った2015年のことが自然と思いだされて、自分も水野翠で何か音源を作りたい!と決意した次第です。

あと、8月21日に待望の恒常SSRが実装されて熱が高まっていたおかげで、仕事の都合で9月からスケジュールがカツカツだった中でもなんとか音源の完成にこぎ着けられました。

 

この「俺からの虹色レター」という企画の良いところの一つに、内容が縛られていない故に自分の昔話を遠慮せず音源に組み込めるという点があると思っています。

そのため、前に少女A用に作りかけて結局まとまらずに自分の中で没にした未完成原稿と恒常SSR実装が嬉しくて書いた、1個前のブログ記事とをミックスしながら虹色レター用に原稿を再出力していきました。 

 

以下今回の原稿です。

さかのぼること5年前、2015年の2月に私はモバマスをプレイし始めました。きっかけは何となく見始めたシンデレラガールズのアニメのおまけコンテンツ、「NO MAKE」を聴くため。そしたら当時、当時iOS版で招待IDキャンペーンがやっていて、そのときの報酬にSレア[光彩の華]水野翠 がいたのが彼女とのファーストコンタクトでした。綺麗で長い黒髪、知性を感じる佇まい、もはや一目惚れといっても過言ではありませんでしたし、愛知県出身で弓道を嗜んでいるという共通点も心惹かれる一因でした。

この2015年という年は、新社会人1年目だったり、とあるメインクリエイターが突然退社して大好きだったゲームの続編が絶望的になったりと、私自身の心のよりどころを探すのにとても苦心していた時期でして、そんな時に水野翠、改めシンデレラガールズが私の目の前に現れてくれたのは運命と言ってもいいくらいの僥倖でした。

ゲームをプレイしながら、ライブに行く楽しさを知り、他のプロデューサーと交流する楽しさを知り、総選挙の楽しさを知り、しかしそんな中で“声あり・声なし”や“イベント報酬になる・ならない”での出番の格差といったちょっと暗いことも知ることになりました。
2016年11月のアイロワ、2018年11月の流鏑馬アイチャレと上位を目指してイベントを走るという経験も「水野翠を応援しているやつがここにいるぞ!」「水野翠にもっと出番を!」という気持ちがあったからこそできたことです。
でも、SSRが複数枚実装されて、声がついて、周年ライブに出て・・・そういうこと以外にもシンデレラガールズの楽しみ方があることはこの5年間で色んな先輩プロデューサーから学ぶことができました。

今では、ガシャで天井したり、中の人のチョクメを購読したりとがっつり沼につかっていますが、2015年からの5年、上手くいくことばかりじゃありませんでしたが、大きくメンタルを崩すこと無く生きてこられたのはシンデレラガールズという打ち込める存在があったから、水野翠を始めとする担当アイドル達がいたからです。

だから改めて伝えたい。
水野翠さん、ありがとう、シンデレラガールズという心のよりどころの最初の架け橋になってくれて。こんな言葉だけじゃ恩返しというには全然足りないけど、これからも担当プロデューサーとしてよろしくお願いします。(949文字)

 

少し補足すると、2015年当時自分はソシャゲに対してはまあまあな嫌悪感を抱いていて、アニメを補完するコンテンツがあるなら仕方ないか・・・と渋々モバゲーに登録したのを今でも覚えています。なので、水野翠に出会っていなければ今と違うスタンスでアイドルマスターに触れていた、もしくはアニメの終わりとともに興味が無くなっていたかもしれません。

また、“続編が絶望的になったゲーム”とは、『METAL GEAR SOLID』と呼ばれるステルスゲームのことです。積もる話はありますが長くなってしまうので、ここで語るつもりはありません。

 メンタルどうこうのくだりは、簡単に言っちゃえば“次のライブを楽しみに仕事頑張ろう!”とか、担当Pと名乗るからには大人として相応しい立ち振る舞いとかスマートな体型とか心がけないとな、みたいな生きてく上での柱になってくれたってことです。変な宗教とかにもはまらずに今日まで来れましたしね。

 

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 画像は、最初に見た、つまり自分の中で“一番古い水野翠”と“一番新しい水野翠”を並べたものです。技術が無いのでトリミングしてくっつけただけですけど、構図というかイメージはすんなりと決まりました。

 

BGMについてなんですが、今回は中盤からスピッツの『君は太陽』を流しました。今回『君は太陽』を選んだ理由は3つあります。

1つは、私自身スピッツの曲が好きなこと。(熱心なファンではないので知らない曲の方が多いです。)

2つ目は、曲名と2番の歌詞「太陽 君は輝いて僕を開く」から。私にとって水野翠は太陽のような存在だと今でも思っているので・・・

3つ目は、この曲の一番好きな歌詞である「理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで」から。今まで生きてきて諦めてしまったものは1つや2つじゃありません。そういう意味では私にとって今の世界は理想の世界じゃないといえるでしょう。でも、少なくとも今は大丈夫だと、5年前貴女に会えたおかげでそれなりに生きていると、そういう気持ちをのせたくてこの曲にしました。

もっと準備に余裕あったらBGMの入りとかしっかり調整したかったなー!

それにしても、Twitterでもコメントでも『君は太陽』だってすぐ分かるの、スピッツ知名度もさることながらこの界隈のアンテナの高さというかそりゃあ夢ソン生もあんなに盛り上がるわけだよなぁ・・・

 

 まだ1日目で流れた音源しか聴いていませんが、ストレートなもの、構成に唸らされるもの、声を出して笑ってしまったものなど、力強い手紙ばかりでタグを付けて呟くこともほとんどできずに終始驚きっぱなしでした。

 

主催のみくもさん、放送を盛り上げてくださった3104さん、出島さん、戯念さん、1日目お疲れ様でした。本当に楽しい金曜の夜でした。ありがとうございました。

そして私の虹色レターを聴いてくれた方々、Twitterやコメントで反応してくれた方々も本当にありがとうございました。多少なりとも心動かすことができていたら幸いです。

 

 

<終わり>

水野翠の恒常SSR実装が嬉しくて、「お見事」とただ伝えたくて。

お疲れ様です、凡才です。

 

去る2020年8月21日、アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージにて待ちに待った恒常SSR[麗しの射手]水野翠 が実装されました。

 

 

今回は[麗しの射手]水野翠 が実装されて”ここが良かった!”みたいなことを書いていこうと思うのですが、その前に少しだけ自分のことについて語らせてください。

 

私は、シンデレラガールズのアニメからアイドルマスターの世界に触れたクチなのですが、当時は”たくさん見ているアニメのうちの一つ”という認識で、このキャラが可愛い!とか特別な思い入れは無い状態でした。潮目が変わったのはNOMAKE目当てでモバマスをインストールしてから。当時iOS版で招待IDキャンペーンが実施されていて、Twitterの友人から「どうせ始めたのならキャンペーンも応募してみては?」と誘いを受けました。

 

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そのときの報酬にSレア[光彩の華]水野翠 がいたのが彼女との初めての出会いでした。

 

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黒髪ロングにビビッときて、調べてみたら愛知県出身で趣味が弓道。かく言う私も愛知県生まれで高校時代には弓道を嗜んでいたので勝手に親近感が沸いてしまい、これが担当との出会いってやつかぁ!と1人盛り上がりながらズブズブと沼にはまっていったのでした・・・

そこからアニメ15話で高垣楓に心打たれ、去年は黒埼ちとせに魅了されて今に至るわけなんですが、自分の1番目の担当アイドルのSSRがようやく来て、それが期待通りに期待以上だった喜びをちょっとでも誰かに伝えることができたらと思って今これを書いています。

 

  1. カード絵 
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    まず特訓前のカード絵について。湖畔の弓道大会とありますが、扇の的から見るに栃木県日光市中禅寺湖で開かれる「扇の的弓道大会」がモデルでしょうか。
    この姿、射法八節と呼ばれる弓道の基本動作の内の一つ「会」の最中であり、分かりやすく言えば狙いを定めて矢を放つ直前のシーンです。「会」は見た目は静止していますが、的に中てたいと逸る気持ちをおさえつつ、両方の肩から腕にかけてバランス良く伸ばしかつ背筋も伸ばす心も体も張り詰めた非常に大切な動作です。弓道をしている場面であえてこの動作を取り上げたのは、彼女の過程でも結果でもなく”今”を表現するものとしてとてもふさわしいなと思います。

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    次に特訓後のカード絵について。屋外能楽堂・舞台とのことですが、台詞から愛知県内のどこかだと思われます。今までのカードのどの衣装とも違う、弓道要素を色濃く残した衣装は特訓前のカード絵と合わせて考えても、運営サイドが趣味が弓道であるということを大事にしているのが伝わってきて嬉しくなっちゃいますね。
    私が特に好きなのは、右手の弽(ゆがけ)モチーフの手袋です。

  2. 3Dモデル
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    袴がちゃんと袴だと認識できるレベルでモデリングされてるのとんでもないな・・・前と後ろで折り目とか全然違うのもきちんと表現されているし、柄もグラデーションがかかってて高級感があって良いなぁ。
    あと足袋のモデリングもしっかりしてて嬉しい限りです。

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    あとこれ!!!
    袴特有の腰からお尻にかけてちょっと膨らむのがちゃんと再現されててびっくりした!

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    脇の部分のモデリング凄くないですか?純粋に感動しちゃった。

  3.  ステータス
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    [麗しの射手]水野翠 のステータスはVo特化ですが、実は裏付けがあるんですよね。

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    こういう繋がりもまた、何年も追いかけていた身からすると嬉しく思います。



スターライトステージそのものの始まりから約5年、ヘレンと同時ではありますが恒常SSR①の実装順のラストを飾ることになりました。それまでデレステにおいては恒常ではレアとSレアが3種(うち恒常1イベント限定2)の4つが全てで、最近では活発になっているSRのデレステ新規絵も無い状態でした。

今ここに待望のSSR・新規絵が恒常ガシャから排出されそしてスカウトチケットでもお迎えできるようになったというのは、とてもとても喜ばしいことです。触れてもらえる機会っていうのはいくらあっても良いものですからね。

それにSSR実装から、TwitterのTLに水野翠のイラストやスクショが良く流れてくるようになったのも嬉しかったなぁ…

 

 

最後にSSR特訓時の台詞から、彼女とそして190人全員のアイドルの恒常SSR実装を成し遂げた運営に、改めてこの言葉を伝えたいと思います。

 


「お見事」と。

 

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画像出典:アイドルマスター シンデレラガールズ 及び アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ 

 

<終わり>

「第14回俺達の少女A」に参加した話

 お疲れ様です、凡才です。

 

 

 5/8,9と開催された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画「第14回俺達の少女A」において、有難いことに私の応募した黒埼ちとせについての音源を2日目7番手として採用していただけました。

 今回の音源について、補足みたいな形で少し書いておこうと思います。採用された興奮が未だに引かないので、誤字や乱文が目立つところもあるかとは思いますがどうかお付き合いください。

 

 

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どの音源も素敵なものですので、お時間ある方はタイムシフト視聴できる内に是非視聴していただきたいです。また、今回はボイスの有無で放送日を分けるという新しい試みが取り入れられていました。両日とも熱量のバランスが良く、個人的には今後もこの分け方が良いんじゃないかなと思います。

 

 応募総数115件(ボイス無し55件・ボイス有り60件)から各日25件と、私が前回応募した第11回から倍率が上がってしまったのに加え、第12回・第13回と驚異の大型新人が何人も現れており、投稿者としては果たして自分の音源が流れるのかどうか、1日目の放送終了後からもう胃が痛くて痛くて…その分、名前が呼ばれた時の嬉しさは初めて採用された時以上のものがありました。

 また、今回は2日目の7番目という順番でしたが、実は第11回も(1日目ではありましたが)7番目だったんですよね。しぐぴーさんがまとめてくださった検索用リストを覗いてみたら、流した時間帯すら去年とほぼ一緒で運営のタイムキープの凄さを改めて感じました。

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以下、原稿についてです。

 

 約1年前の「第11回俺達の少女A」で初採用していただき、次も絶対黒埼ちとせの音源作るぞ!という気持ちは持っていたのですが、第12回・第13回では残念ながら黒埼ちとせが対象外でした。そして今回、満を持してって感じで音源作成に取り組みました。

 

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前回投稿時の話はこちらの記事に書いてあります。ご興味ある方はご覧いただけますと幸いです。

 

 さてテーマは何にしようかなと考えた時に、まずは黒埼ちとせの1年を振り返ることにしました。

 ぷちデレラ・新規SRの実装、『TRUE COLORS』•『オウムアムアに幸運を』の歌唱、『Spin-off!』への出演、7thライブ大阪公演での佐倉薫さんのパフォーマンス…この1年の様々な露出は、私が前回の音源で"間違いなくある"と断言した未来そのものでした。だったら前回の音源の続編みたいな形で何とか作れないか、でもそれだと私「凡才」との結びつきが強すぎてアイドルのプレゼンとしてどうなのか…登場初期から追いかけてきた自負と少女Aのプレゼンとしての客観性のせめぎ合いに悩む中で思いついたのが、"黒埼ちとせを観測する人の数だけ彼女の生きた時間は増える"という考えでした。黒埼ちとせは短命を仄かしている、それは公式から示されている事実ですが、それが本当のことなのかどうかを"余命◯年"等の具体性をもって示した描写は現時点ではありません。ならば私達プレイヤー側で"彼女が生きていた事実"を観測し続ければ、その観測した時間は私達の視点から見れば彼女の寿命であるはず…理論として成り立つかは置いておいて、音源の3分間の中でそうかもしれないと思わせるだけの仮初の根拠と勢いを組み込めれば、言い換えれば視聴者が正気に戻る前に音源が終わってしまえばいいのでは?と判断してプロットを組み立てていきました。

 

こちらが完成した原稿です。

 「あなたの手で黒埼ちとせの寿命を延ばしてみませんか?」

…いきなりすみません、順を追って説明しますね。

 まず、黒埼ちとせについてはご存知でしょうか?(間を空ける) そう、2019年2月28日にデレステにてお披露目された金髪赤眼でクォーターの帰国子女です。今回は「彼女の寿命」についてお話ししたいと思います。
彼女の寿命について、これまで明確に言及されたことはありませんが、デレステのイベントコミュ「Fascinate」第4話にて、本人の口から自分は先が長くないと思う、と告げられています。あくまで、仄めかす程度なんですよね。また、ダンスレッスンの準備運動で倒れてしまうなど、体が強くない描写や、今が楽しければいいと、刹那的に物事を捉える傾向がありました。
 しかし、ぷちデレラのテクニカルボード開放で見られるぷちエピソードでは、"アイドル"になったことで今までの考えを改め、未来を楽しもうとする様子が描かれています。あえて言及する必要がないその美貌と、未来を楽しむ気持ちを持った彼女に足りないものは、あとは時間だけなのです。
ここで最初の問いかけへと戻ります。今、この音源を聴いてくれているあなたが、ゲーム中の、あるいは二次創作でも構いません、とにかく、黒埼ちとせとふれ合ったのなら、あなたと黒埼ちとせが刻んだその時間は、間違いなく彼女が生きた時間なんです。そしてそれは、僕と黒埼ちとせが刻んだ時間とは似て非なるものなのです。つまり、彼女についてふれてくれる人が増えれば増えるほど、彼女の概念的な寿命はどんどん長くなっていくと言えるのです。
 人生は皆等しく有限ですが、その果てがいつなのかは誰にも予想することはできません。だったら、彼女の人生をめいいっぱい延ばしてやろうじゃあありませんか。担当なんて名乗らなくていいんです、この音源を聴いてちょっとでも彼女のことを気になってくれたら、コミュやルームセリフを数分でも追ってくれたなら、あなたと黒埼ちとせがふれあったその数分は、彼女の新たな寿命となるのです。手始めにまずは、総選挙ページから、彼女に投票して、セリフを見る、その数秒から始めてみてはいかがでしょうか。
 もう一度問います、「あなたの手で黒埼ちとせの寿命を延ばしてみませんか?」

 

 ご清聴ありがとうございました。

 

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 黒埼ちとせの観測者を増やすために真っ先に思いついたのが、"総選挙で投票してセリフを読んでもらう"ことでした。しかし、ただ「投票お願いします!」と言うだけじゃ何も面白くないので、そこに行き着くような導線を引きつつプレゼンとしても一定の強度を保てるよう気をつけました。

 また、BGMに『オウムアムアに幸運を』を使うことは即決でした。未来に目を向け始めた彼女にこれほどふさわしい曲はありませんし、何より『Spin-off!』劇中のチトセの表現が個人的にドンピシャだったんですよね。

 第一声の問いかけは、エコーをかけて強調することで視聴者の意識を引きつけつつ、置いてきぼりにならないよう「順を追って説明しますね」と断りを入れて前半へと繋げました。

 前半(BGM:Fascinate BGM arrange Mix)は、"金髪赤眼でクォーターの帰国子女"や"刹那的"など前回の私の音源と同じ言い回しや同じBGMを敢えて用いることで「第11回俺達の少女A」で私の音源を聴いてくださった方には、1年前の音源との繋がりを感じていただけてたら嬉しいなぁなんて思いながら作成しました。

 後半では、ぷちデレラにて新たに提示された情報を述べつつ、『オウムアムアに幸運を』にBGMを切り替えることで流れの変化を明確にして、今回の音源の要である"黒埼ちとせを観測する人の数だけ彼女の生きた時間は増える"ことについて畳み掛けていきました。「あなたの手で黒埼ちとせの寿命を延ばしてみませんか?」の言い終わりとBGMとして使っている『オウムアムアに幸運を』のラストの「幸運を 運んでく」が重なるように肉声音源とBGMは後ろからセッティングしていき、BGMの盛り上がる部分と原稿にズレが出ないよう段落ごとに録音して微調整していきました。

 余談ですが、今回は録音環境にかなり苦慮しました…カラオケは開いてないし自宅はそもそも無理だしで、どこで録ればノイズが小さくて済むか考えた結果、職場のとある一画を人払いした上で使いました。オタバレはしたくない人間なので録音中はヒヤヒヤでした…

 

 前回の音源が採用された時、私は「ただただ運が良かった」と言いましたし実際にそうだったと思います。しかし今回の採用はたとえそうだとしても運だったとは自分からは言いたくない、それくらい前回とは違った心持ちで制作しました。前回の音源の個人的な反省点、「俺からの虹色レター」でも述べた黒埼ちとせに対する感謝、音源を投稿することによる「俺達の少女A」という企画そのものへの恩返し、色んな想いを込めました。そして返ってきた前回の音源以上の好意的なコメント・投票ツイートの数々、本当に嬉しかったです。

 

 「第11回俺達の少女A」での音源放送後のコメントパートでは、あいうえおさんから「(黒埼ちとせに対して)これから何年か経って、凡才さんがどう思うかってのも知りたい」とのお言葉をいただきました。今回の音源がそのアンサーとして受け止めてもらえていれば幸いです。

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 主催のよしひこさん、50+2件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおさん、2日間本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。御三方が揃ってこそ生み出されるシナジー、とても楽しい時間でした。

 

 そして音源を聴いてくださった皆様、黒埼ちとせの寿命の延ばしてくれてありがとうございました!

 

※放送内できちんと訂正が入っていましたが、私はダークサイドのほたるP(ナ月さん)とは全くの別人です。あんなカッコいい声出せません。(あのトマト音源は大好きです。) 

 


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 niconicoへの未採用音源の投稿数が回を経るごとに増えていたり、”卒業”の概念が出てきたり、改めて「俺達の少女A」って凄いなーって…

 

 

<終わり>

「俺からの虹色レター」という企画に参加した話

 お疲れ様です、凡才です。

 

 

 昨日、5月2日に開催されたユーザー企画「俺からの虹色レター」に投稿した音源について、裏話というほど大層なものではないのですが書き記しておこうと思います。

 

 そもそも「俺からの虹色レター」とはなんぞや、という方はこちらの投稿募集記事をお読みいただければと思います。

note.com

 

 この企画に参加した理由は、投稿募集記事の趣旨説明にもあるように「俺達の少女A」とは違い、自分そのものについて話せる機会であることでした。私はTwitterにおいて、アイドルマスターというコンテンツに関しては自分の気持ちを一から十まで述べることはまずありません。それは界隈において、意見の食い違いによる無用なトラブルを避けるためでもあります。でも、同じコンテンツを好きなもの同士で感想を言い合ったり自分の気持ちをあけすけに言いたくなる時ってあるんですよね。私はその欲求をライブ後の打ち上げなどで発散していたんですが、今はそれもできないじゃないですか。そんな中告知されたこの企画、正に渡りに船でした。

 

 

 以下、原稿についてです。

 黒埼ちとせとの出会いは、今となって思えば、2018年の12月2日、6thライブ千秋楽で新アイドル追加が告知された時でした。7人の中央にいたそのシルエットを一目見て、これは自分がはまりそうな大人系クールアイドルが来たかもしれない!とワクワクしたのを覚えています。どうして“大人系アイドル”だと思ったかいうと、シルエットが『ミリオンライブ!』の百瀬莉緒に近いものだったからなんですよね。
 彼女の声を初めて聴いたのは、2019年2月26日のイベント開催告知ツイートでした。想定していたよりも若そうな声、挑発的というか煽情的な言葉遣い…これは大人じゃなくて自分の武器を理解しているませた子なのかもしれないな、なんて思ったりもしました。
 そして2日後の28日、ついにお披露目となったそのビジュアルは、僕の趣味からは少しずれてはいたんですが、シルエットの時から気になっていた手前、コミュを読み進めていきました。そしたら、自分は長くないから、なんて言うじゃないですか。この台詞を読んだとき、正直結構イラっとしたんですよね。誰でも魅了すると豪語するような美貌を持っておきながら、そんな後出しジャンケンみたいなこと言われてもって感じだし何勝手に1歩引いてんのだろうと。
 彼女の生い先が長いか長くないかはこの際どうでもよくて、彼女がこれから作り出していく未来について彼女自身が楽しみに思うようになって欲しいなって僕は思ったんです。多分この時に自分は“黒埼ちとせの担当”になったんでしょうね。
 また、『第11回俺達の少女A』でプレゼンが採用され、彼女について多くの人に聴いていただけたのは僕自身の肯定感にもつながりましたし、受け取るばかりでなく自分も何か発信していいんだという、コンテンツそのものに対する態度も変わりました。その点彼女には感謝しかありません。
 彼女自身、アイドルを始めてから心境に変化があったようですし、『Spin-off!』での演技では、感情を強く出すという普段の彼女には無い一面も魅せてくれました。そして何より7thライブでのパフォーマンス…自身の力で多くの人の掌を返してきた彼女に対して僕ができることは小さいかもしれません。でも彼女のスタートラインからしてみたら現状マイナスがゼロになったぐらいで、伸びしろがまだまだあるんですよ。彼女自身がワクワクしながら作り出す未来にはとても期待していますし、それが少しでも多くの人の目に留まるよう私自身もできることを頑張っていきたいと思います。

 因みに、最後の一文の一人称が”私”なのは単なるミスです。お恥ずかしい…

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 私はシンデレラガールズのアイドルに対して恋愛感情が持てなくて、担当がアイドルとして輝くためのパートナー、相棒としての付き合い方のほうがしっくりくる人間です。それ故に投稿音源の構成についてはイチャラブよりも私がどうしてこの娘の担当になったのかという、私「凡才」の自分語り中心で進めていきました。余談ではありますが、この音源は”プロデューサーが自身の担当アイドルとの出会いをインタビュー形式で答えている”という設定がありまして、そこに「凡才」の歴史を混ぜ込んだ、空想と現実のキメラ時空となっています。私としては「俺達の少女A」では送れない音源として作ったのですが、よくよく考えると少女Aっぽさもあったのかな、もっと振り切っても良かったのかななんて思ったり…正直、企画の趣旨から外れてしまっているかもしれないとビクビクしていましたが、まさか3番手で流れるとは思いませんでした。個人的に「3」って数字好きなんですよね。企画側の方々にも音源の内容について的確に掘り下げていただけてありがたい限りでした。

 

 

 ここからは他の方の投稿音源について…イチャラブを聞かされるのも勿論楽しかったのですが、アイドルマスターのアイドル達に出会いどう変わったのか、何を得たのか、はたまた何を失ったのか…自らの過去を晒してくれる音源には心を大きく動かされるものがありました。だって、親しい仲になったとしてもそういった感情って中々聞けないじゃないですか。話す方も聞く方も相当な覚悟がいるものだと思います。でもその覚悟のハードルを下げてくれたこの企画のおかげで、そこに触れることができたのは本当に有意義な時間でした。

 36の感情全てが愛おしいものであったし、他者の感情に優劣をつけることなどできませんが、敢えて1つ挙げさせていただくと、セトリラストが「明日からもよろしく頼むぜ、相棒。」と明るく締められているのが、この企画の素晴らしさを象徴していて、何よりも美しかったです。

 

最後に、的確なコメントや心から楽しんでいる様子でただでさえ素敵な企画に華を添えてくださった主催のみくもさん、ホストの戯念さん、ゲストの3104さん・出島さん、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。この企画に音源が投稿できたこと、本当に楽しかったです。

 

 

 

…夢ソン生やるんだ…楽しみがまた増えたなぁ

 

 

<終わり>

第11回俺達の少女Aに参加した話

お疲れ様です。凡才です。

5/10,11と開催された、3分間でシンデレラガールズのアイドル達のプレゼンを行うユーザー企画「第11回俺達の少女A」において、有難いことに私の応募した黒埼ちとせについての音源を採用していただけました。「俺達の少女A」については私も一視聴者として2年程前から楽しませていただいてますが、今回は過去最高に音源のレベルが高かったように思います。気持ち悪い(褒め言葉)感情をストレートに放出していたり、過去の投稿音源との繋がりを持たせたり、自分と担当アイドルとの世界を完全に確立していたり…3分間のコンテンツとしてしっかりと強度があるものばかりで、素人音源とは一体…そんなハイレベルの中、私の音源が採用されたのは本当に運が良かった、ただただそれだけだと思っています。



どの音源も愛やエゴに溢れた素敵なものですのでタイムシフト視聴できる内に是非視聴していただきたいです。

最終的な応募総数は92件、そこから1日目25件・2日目25件の計50件の採用ということで、音源提出時にはわりかし自信があったのですが締切後から放送日までの間は「もっと文章練った方が良かったかな」とか「使うエピソードはこれが最適だったのかな」とかいろいろ考えてしまって、結構ヘビーな1週間でした。
1日目7番手と比較的早い段階でそのヘビーな気持ちから解放されたので良かったですが、音源投稿者にはこういうプレッシャーもあるのだなぁと今まで一視聴者だった立場からは味わえなかった感覚がとても新鮮でした。ユーザー企画の中でとは言え、黒埼ちとせの一番槍になれたのは思っていた以上に嬉しいものですね。


以下、今回投稿した音源について書いていきます。


そもそも、今まで一視聴者だった私が今回投稿しようと思ったのは、前回の第10回の開催によるところが大きかったです。前回からそこまで日が経ってないので投稿数も比較的穏やかになるのではないか、また初の2日間開催ということでセットリスト的に採用されるチャンスが実質2倍になるのでは?と甘々な考えから音源作成へと踏み出しました。
プレゼンするアイドルを黒埼ちとせに決めたのは、どのアイドルのプレゼンをしようか迷っていた時に私のTwitterのタイムラインに「新アイドルの中で黒埼ちとせだけは許せない(意訳)」みたいなツイートが流れてきたのを見てしまったからです。そのツイートが何か悔しくて…要はぎゃふんと言わせたくなったんです。
アイドルが決まったところで次はプレゼンの内容です。黒埼ちとせについて何が1番インパクトがあるかを考えた時に、真っ先に思い浮かんだのが"年をとらない世界で短命を仄めかしている"点でした。これは言ってしまえばいつまでも放置できる問題であり、いつまでも対峙しなくてはならない問題です。この点を軸に文章を肉付けしていくことを決めました。肉付けには、ニコニコ動画で俺達の少女Aタグが付いた動画を手当たり次第視聴したり、りっぷるさんの「第11回俺達の少女A傾向と対策ミーティング」を活用させていただいたりしてプレゼン全体を固めていきました。また、イベントコミュにて流れていた『Fascinate』のBGMが良い感じに原曲とはまた違う雰囲気だったので、これを活かして全体を大まかに2つに分ける構成で進めていきました。

こうして完成した原稿がこちらです。

 俺達の少女Aをお聴きの皆さん初めまして、凡才と申します。今回は新たにシンデレラガールズに加わったアイドルの1人、黒埼ちとせについてお話させていただきます。
 黒埼ちとせは、金髪赤目でクォーターの帰国子女。彼女が発する言葉の節々からは今まで何不自由なく生きてきた自信とある種の高貴さを感じさせます。デレステのアイドルコミュ・メモリアル1では、街を歩いていた黒埼ちとせと目が合ったプロデューサーが憑りつかれたかのように数日探し回り、彼女をスカウトすることになります。彼女曰く、「昔からお願いを断られたことがない」、海外に住んでいた頃に魔女のおばあちゃんに『お前は人を魅了する』と言われた、など人を魅了することに関してはかなりの自信とそれを裏付ける力があるようです。かなりアイドル向きですよね。
 でも彼女はこうも言うのです。自分は長くない。だから、今が楽しければいい。そして自分とは違い未来がある白雪千夜の可能性を引き出して欲しい、と。
 …本当に黒埼ちとせには未来が無いのでしょうか?アイドルであることを刹那的に楽しみつつ、プロデューサーと共に白雪千夜の成長を見守ることが彼女に残された道なのでしょうか?
 …僕はそうは思いません。黒埼ちとせもシンデレラガールズという世界に飛び込んだアイドルの1人です。色んな意味でこの世界の中ならば彼女が死ぬことはないでしょう。ならば他の189人のアイドル達と影響しあい、変わっていく時間は充分にあります。基礎レッスンをしっかり積んでダンスができるようになってもいいし、踊らないアイドルとしてボーカルとビジュアルの2極を目指してもいい。とにかく黒埼ちとせ自身が黒埼ちとせらしく輝ける何かを見つけてほしい。自分に先は無いなんて言葉は二度と言わないでほしい、むしろ死にたくない、もっとこの先を生きていたいと言ってほしい。僕はそう思っています。
 彼女はプロデュースするにあたっていくつかの条件をプロデューサーに突きつけてきます。1、私を退屈させないこと 2、私に嘘をつかないこと、僕はここに3、黒埼ちとせを黒埼ちとせらしくすること を加えたいと思います。黒埼ちとせが白雪千夜に自分らしさを求めたように、僕は黒埼ちとせに黒埼ちとせらしく生きていってほしい、そのお手伝いが出来たらいいなと思っています。この世界の中でなら黒埼ちとせにも未来はあります。焦る必要はありません。黒埼ちとせのシンデレラストーリーはまだまだ始まったばっかりなのですから。ここまで聴いていただきありがとうございました。

録音時に勢い重視で多少原稿から崩したため、放送されたものとは最後の方の文章が異なっていますがこれが最終稿です。前半でアイドルプロフィールやコミュから読み取れる情報を提示し、「僕はそうは思いません。」で流れを一度切って、「ならば他の189人の〜」から私が黒埼ちとせをどうプロデュースしていきたいかについて述べる、という構成でした。


放送中のコメントや音源が流れていた時間のハッシュタグの付いたツイートを改めて拝見させていただきましたが、内容に同意してくださったり、プレゼンそのものを褒めてくださったりなど暖かいものばかりで安心すると同時に幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございました。(個人的に気に入ってるのは「言わせてぇな〜〜〜〜」ってツイートと生放送中の「ちとせ好きじゃなかったけれどかなり気になってしまった」ってコメントです。)
また、次が59さんの橘ありすの音源で"年をとらない(年をとれない)"というシンデレラガールズの世界の性質が強調されたのは、(セトリは全く意図していなかったようですが)面白かったですね。「大人になりたいありすに、子供らしい幸せをください!」ってフレーズが、とてもカッコよかったです…
シンデレラガールズの世界で黒埼ちとせがどう変化していくのか予想がつかないところが彼女の面白いところであり、変化する事もしくは全く変化しない事を受けて私自身どのような感情を抱くのか、その時が来るのが非常に楽しみです。




最後に、主催のよしひこさん、50件全ての音源に素敵なコメントを寄せてくださった大作さん・あいうえおさん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。この素晴らしい企画がこれからも続いていきますよう、今後も微力ながら応援させていただきます。

…総選挙ドラフト結果生も楽しみにしております。



<終わり>

黒埼ちとせに魅了された話

お疲れ様です。凡才です。
第8回シンデレラガール総選挙も中間発表やらスネークやらでますます盛り上がっていますが、いやー本当に今年は各属性面白いことになっていてイイですね。いわゆる”壁”と称される常連アイドルが結構崩されていて(もちろん今は見えていないだけでいい順位にはつけているんでしょうけど)、何というか総選挙に対する閉塞感が無いのが遊び甲斐あっていいなぁ!って感じです。


さて、タイトルの話なんですが、わざわざそんな宣言しなくてもいいだろと思いつつも、シンデレラガールズというコンテンツに自分がどう向き合っているのか再認識したところもあるので備忘録も兼ねてちょっと書いていこうと思います。

私が担当と名乗っているアイドルは高垣楓・水野翠の2人だったのですが、3人目に黒埼ちとせが加わりました。…正直、追加された新アイドルの中でも群を抜いて嫌われていると認識しています。嫌いって言ってる人の意見も一部分からなくもないところはありますけど、私は逆に気になってしまったのでそういう人とはお互い係わらずに生きていければと思います。

黒埼ちとせを初めて認識したのは、12月2日にナゴヤドームで見た新アイドル追加を告知する画像でした。この時はまだシルエットだけで名前や容姿は公開されていませんでしたが、この時点で画像中央のアイドルが気になっていたのを記憶しています。これは大人系Coアイドル来たわ!担当増えちゃうかもなー、なんて思ってました。今思えばこの時点で魅せられてしまったんだなぁとも思っています。画像につきましては公式サイトで見ていただければと思います。(【シンデレラ6thLIVE 千秋楽】ナゴヤドーム公演DAY2ご来場いただきありがとうございました!! 本日の発表内容まとめはこちら! https://idolmaster.jp/blog/?m=20181202

デレステ「LIVE Groove Visual burst」の予告を聞いた時のツイートです。この時もまだCoアイドルだと思ってました。予告の台詞についてはそんなに気にならなかったですね。このツイートの言いたい事ってのは新アイドルのスタートラインがモバの3人と違ったことについてなんですけど、ここで書こうにもまとまりがなくなってしまいそうですしタイトルからも離れてしまうので割愛します。

実装時の公式のツイート。蓋を開けたらCuアイドルでちょっとがっかりした、というのが本音です。


ボイスだけでなく、ユニット、曲、コミュそして後日には恒常SSRと多くのプロデューサーが自分の担当アイドルに与えたかったものを易々と手にした(ように見える)黒埼ちとせと、彼女と同時に実装された白雪千夜の2人は未だに相当な言われようですよね。私もボイス未実装アイドルを担当しているので、羨ましいなーという気持ちはありますけど。SSRの件についてはむしろ恒常2種同時追加できることが示されたので今後に期待してます。

イベントコミュでも示されているように黒埼ちとせはプロデューサーと出会う前から白雪千夜と強い結びつきがあり、それを活かして2人はユニットとしてデビューします。しかし黒埼ちとせは自分は長くないから、自分とは違って未来のある白雪千夜の可能性を引き出してほしいと言います。この台詞を読んだとき、正直結構イラっとしました。誰でも魅了すると豪語するような美貌を持っておきながら、そんな後出しジャンケンみたいなこと言われてもって感じだし何勝手に1歩引いてんのだろうと。
まあそんな感じでイベントコミュを読んでいる最中の黒埼ちとせに対する印象は”
自分の死を達観しているちょっと嫌な奴”だったんですけど、イベントコミュが全部開放されてから改めて読み直したり、カードのエピソードコミュや台詞を読むとまた印象が変わりました。「永遠」とか「ずっと」とかのワードを多用したり、幼い頃は眠りについたらもう目覚めない気がするから、なんて理由で夜が嫌いで散歩に出かけてたと独白していたりと、達観なんてしてなくて実は死ぬのを怖がっているのでは?と。じゃあなんであたかも自分の死を受け入れているかのように振舞ってるのかって考えたら多分”白雪千夜の主人”だから、だと思うんですよね。なので、黒埼ちとせが自らの好奇心の赴くままに生きるためには”白雪千夜離れ”してもらって堂々と死を怖がってもらうところからスタートしなきゃいけないんと思うんです。黒埼ちとせが泣きながらまだ生きたいと告白するところとか見たくないですか?
流石に私の望む形にはならないだろうけど、黒埼ちとせがこのコンテンツの中でどのように変化・成長していくのか気になってしまった、見てみたくなってしまった、っていうのが担当に至るまでの流れです。髪型も右眼のところだけちょっと隠れてるのって現実を直視していないとかそういう意味が多分込められているんでしょ。



SSR特訓前の親愛度台詞から。ここのところを自発的になって欲しいなぁって思うわけですよ。


ぶっちゃけ黒埼ちとせにはまらなかったとしても、新アイドル
7人のうち誰かは担当にしてたんじゃないかなーとは思います。だってその方が絶対楽しいですもん。このコンテンツを楽しみたいから楽しめる方に立場をシフトさせると言えばいいんでしょうか…うちの担当アイドルの出番が全然来ない!とか、特定のアイドルの贔屓ずるい!とかブーブー言うよりかは、担当なり推しなりを増やしたりカード背景の写り込みとかで盛り上がったりとか臨機応変に楽しんだ方がコンテンツに対して心穏やかに、長く付き合えると個人的に思っています。勿論、俺の担当はただ1人!ってのも純粋で素晴らしいことだと思いますし、複数の担当アイドルを持つことに抵抗がある人がいるのも理解できます。でも娯楽であるはずのゲームで、自分にとってあまり都合の良くない展開になった時に呪詛を吐きながらフェードアウトしたりするのはあまりに哀しい。上手い言葉が浮かばないけど、もっと気楽に、もっと無責任に向き合った方が総選挙に限らずいろいろと楽しめると思うんですけどねー。



<終わり>